林業を元気にするために取り組むべきこと

木を取り扱うことに関する私の持論は、「育林〜生産〜加工〜流通〜建築」の全般にわたって選別・仕分け（ソート）が重要だということだ。

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「良い物」で勝負できる林業に！

「木の価値を高めなければ林業はよくならない」というのが信条で、そのために合板や集成材よりも無垢材の需要を増やしたいと思っているのだけれど、昨今、需要が増えているのは合板や集成材、そしてこれから期待されるのが木質バイオマス――と低質材でまかなうものばかり。政策もそっち方面ばかり後押ししているように感じられて面白くない。

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間伐は育林

ある吉野の山守の言葉。

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補助金で皆伐

間伐も皆伐も計画的に行われるべきだと思うけど、最近、各地で皆伐推進ムードが盛り上がっているのには何か違和感がある。再造林に関する補助制度創設を打ち出す自治体も相次いでいるみたいで、伐採跡地に木を植えるのは必要なことだと思うけど、補助がなければ皆伐ができないっていうことを前提条件として認めてしまっていいのだろうか？　

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日本一の山づくりを目指す

先週は佐賀県の太良町森林組合におじゃましていた。「まずは山を見に行こう」ということになり、現場に着くと、作業班の人たちが10数人も集まってくれていた。「さあ、なんでも聞いてください」と組合長は満面の笑みを浮かべて言う。えーと、そう言われても・・続きを読む