2018年03月13日

林家

この山をどのように育て、どのように収入を得、家族との暮らしをどのように成り立たせていくかを日々真剣に考えて林業を営む林家がいる。

これからの林業施策では、「意欲と能力」のある林業経営体に森林の管理経営を任せる方向だという。だが、「意欲」と「能力」があるかどうかの判断基準(規模拡大や低コスト作業導入の意欲の有無など)と、実際に林家がやっていること、考えていることとのあまりの乖離に、まったく愕然としてしまう。

まあ、あまり荒立てても仕方がないし、今回は書類だけクリアしておけばいいのだからと、呆れたり、腹を立てたりしながらも、林家も「意欲と能力」があると認められるために条件を満たす文言を書き込むことになるのかもしれない。

だが、これから先もこの制度にさらされ続けるのだとしたら、将来世代がある日ふと、自家の営みにわずかでも疑いを抱くようになったり、先人に感謝する気持ちに影が差したりすることだってあるかもしれないなどと想像すると、なんともやり切れない気持ちになる。

林業に真剣に向き合っている林家が限られた存在であることは十分承知している。だからこそ、彼らを勇気づけるような政策に期待したい。あるいは理念を打ち出すだけでもいい。それがそんなに難しいことなのだろうか。
posted by くすのきラボ at 09:56| Comment(0) | 林業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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