「おにいちゃん、取材に行ってみたら?」。鎌倉の実家に帰省していた今朝、そういって妹が差し出した新聞の折り込み広告には「地域の材でつくる、新しい日本の住宅」とのコピー。きょうから3日間、完成間近のモデルハウスの見学会が開かれるらしい。
へええ、どんな家なんだろうと見てみると、徳島の板材を使った板倉工法だという。「ハウスメーカーが本気でつくった木の家」とのコピーも。いったいどこのメーカーなのかなと思ってよく見ると、「株式会社日本の森と家」とある。なんか聞いたことがあるような気もするけど、それにしてもストレートな名前を付けたもんだな、まあ、近く(歩いて20分くらい)だし、のぞいてみようか・・
ということで行ってきました。ご存知の方はお分かりですよね。何と、この会社、大手ハウスメーカー・タマホームの子会社でした。同社が今後展開する住宅プロジェクトのうち、富裕層をターゲットにした取り組みを推進することになる会社で、「国産材」を前面に打ち出し、デザインにもこだわった「木の家」を提供していくそうです。このモデルハウスはその第1号のプロジェクトなのだとか。
現地にいた社長(タマホーム専務)にインタビューすると、「タマホームはずっと木にこだわってきた。しかし、どうしてもローコスト住宅のイメージが先行してしまい、そのことを伝えられていない。この会社では、そのイメージとは一線を画した、質の高い木の家を提供し、新たなブランドイメージをつくっていく」とのこと。
いやー、新年初の取材がこんな形で実現するとは。まったく予想外だったので、どんな記事にするかはこれから考えますが、いずれ掲載の報告をさせていただきます。ちなみに、このモデルハウス、構造材や羽柄材、内装、外壁まですべて含めた木材使用量は一般的な在来工法住宅の2.1倍、国産材率は94%(国産材使用量は一般的な在来工法住宅の平均使用量の約5倍)とのこと。さらに特注の木製サッシ、フローリング等々、確かになかなかのこだわりでした。詳しくは記事の中で。どうぞお楽しみに!